学生Blog◆No.216 嵐のヒッチハイク日誌

こんにちわ。
心理・人間文化コース1年の山本嵐です。
学生ブログの更新は今回が2度目です。
新米ですが、どうぞよろしくお願いします!

寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。近頃はまた一段と冷え込んできたように感じます。世間では、依然インフルエンザやノロウイルスが流行っているようです。本日1月30日(金)は、後期試験期間の最終日。長い春休みはすぐそこ!です。しかしながら、溜まっていた疲れがどっと出てくるのもこの時期です。学ぶ人も、働く人も、寝る人も、遊ぶ人も、どうぞ体調には気をつけて。怪しいなと思ったら葛根湯!初期ならよく効きます。

さて、何を書こうか?
という所から毎度スタートするのが僕の担当週ですが、やはり、面白いものが正義かなといつも思ってしまいます。どんな面白いことを書こうか?と考える作業は毎度中々楽しいものです。と、いうわけで今回は、去年の夏休みの一幕について書こうと思います。少し長いですが、どうかお付き合い下さい(笑)

僕は、去年の夏休みに、ヒッチハイクの旅をしてきました。
あ、ヒッチハイクってもう死語だろうか?親指1本で、向かってくる車を停めちゃうアレです。
高校時代の親友と僕の2人で出かけました。群馬〜大阪間をヒッチハイクのみで旅してきました。全行程を終えるのに1週間弱かかりました。「ヒッチハイクでもするかぁ」で始まり、「とりあえず西だなぁ」となり、「じゃあ大阪かぁ」という流れで、目的地が大阪に決まりました。大阪には、僕と親友の共通の友人がいるので「まあ都合いいなぁ」というわけです。その後、僕と親友は数回の事前撃ち合わせ(打ち合わせ)をガストで開戦しました。そこでは開戦記念として『ヒッチハイク鉄の掟』なる要綱をまとめました。

■持っていくお金は2万円まで。クレジットカードやヘソクリはなし。
→金に甘えない自力での旅を!
■宿やホテルや旅館には泊まらない。泊まっていいのは目的地・大阪の友人の下宿のみ。
→草枕で充分。野宿の旅を!

例えばこのような具合です。
阿呆ですが、事前の相互確認はかなり大事なのです。
こういう場合においては。

出発地は、僕と親友の出身地・群馬県藤岡市の巨大な道の駅『ららん藤岡』です。
ヒッチハイクには様々な形態がありますが、僕らは専ら高速道路一本で大阪まで行ったろう!な旅です。
その日は、朝10:00から乗せてくれる車を探しました。デカトラックの運送屋オッチャン、関西ナンバー持ちのドライバー、色んな人に声を掛けて回りました。無視されたり笑われたり。フラれ続けました。心が折れ続けました。そして、ようやくヒッチハイクのはじまりとなる記念すべき第一号車にありつけた時には、もう夕方17:00になっていました。
※異様な悔しさと変な意地から、お互いその日は昼ナシでした。必死だったのです。

やった!いよいよ1号車、ヒッチハイクのはじまりだ!
と歓喜したのも束の間、「乗せてやるよ〜」と言ってくれた若い(と言っておこう)セールスマンは東京方面というオチでした。逆方面だったのです。ですが、僕と親友はこの時にはもうとにかく群馬から脱け出すことしか頭になく、勿論即決オーケーをかましました。(楠木さん。まじでありがとう・・・)僕らはほぼ一日戦い続け末に、やっと群馬の呪縛から逃れることができたのです。わくわく東京いざ東京!方向ちゃうけどまぁいいや!群馬振り切りゃ後どうとでも!というこの時の僕らの直感は、今考えてみれば、見事に・・

およそ60分間。僕らは白い商用車プリウスの上に鎮座していました。ドライバーのお兄さんとは何故か最初から打ち解けていて、ここで文字にするのは憚られるような楽しい話も沢山しました。あくまでも僕らは聞き手側です!そんなこんなで、気づいた時にはお兄さんオススメの神奈川県の某SA(サービスエリア)に到着していました。お兄さんとはそこでお別れ。握手を交わし、僕らは旅を続けました。具体的には、飯の匂いのする方へ駆け出しました。名残惜しい気持ち以上の空腹!でした。デカさとウマさだけが取り柄の串カツ君を食べてようやく落ち着いた僕らは、早速次の車に乗り込むべく撃ち合わせ(作戦会議)を始めました。現在地は神奈川。目的地・大阪は逆方向。さぁ、どうしたもんか。そんな僕らの前に現れたのが2台目の天使でした・・

まさに神様のおぼしめし。なんと、名古屋行きの車だったのです。停車している名古屋ナンバーに驚嘆する僕と親友。名古屋は静岡県です。静岡といえば大阪なんてもう目と鼻の先(?)です。神奈川県から一気に静岡県。これはもういくしかない。やったる。僕らはその名古屋ナンバーにアタック(交渉)すべく歩き出しました。一台目のお兄さんに比べると、鋭くコワい雰囲気を持った人でした。ですがまたもやお兄さん(30歳ちょい前)でした。僕らは果敢に交渉しました。しかし、断られました。無理もありません。神奈川から静岡まで高速道路とはいえ道のりは数時間。たったいま会った謎の男2人組と数時間同じ車内に、しかも自分の車に乗せるなんて常識の範囲内を超えています。そういうわけで、僕らは断られました。しかし、ここで諦めたら負けだ!と思った僕は、少し譲歩して再交渉に持ち込みました。格好良く言うなら、この偶然に何かニオイを感じたから、です。

(唐突に始めたこの話、物語が全然進まず書きながら困っています。疲れたので、続きはまた明日書きます。是非写真も載せたいのですが、どれも発禁ものなのでやめておきます。一先ず、お付き合い頂きありがとうございました)

【次回予告】

「途中までお願いします!」
1度断られた車にシツコくネバって再交渉を試みる僕。
さぁ、どうなる。
果たしてドライバーに見知らぬ野郎2人と数時間ドライブする肝っ玉はあるのかっ!?

(小田さん。あの時御馳走してくれたダイドーのコーヒーは一生忘れません・・)

作 山本 嵐 (心理・人間文化コース1年/前国編集部記事担当/野村・基礎ゼミ)