学生Blog◆No.117 出身の被災地を訪れてみて

こんにちは!
最近は、上着を着ていて暑いくらい、暖かいお天気が続いていますね。
英語コース4年の高橋亜里紗です。

ゴールデンウイークが終わりましたが、高校生の皆さんはどんな休みを過ごしましたか?
私は地元の宮城県へ行ってきました。
といっても、帰省というわけではなく、被災した地を実際に見てみなければならないという思いから行きました。
仙台市内から雄勝という沿岸部にある町へ行ったのですが、車が進むにつれ景色が変わっていきました。
お話を伺う小学校へ向かう途中、ある小学校がありました。その約70名が被災し追悼のため多くの花がたむけられ、被災した方々の名前が刻まれた大きな石碑がありました。小学校の周りは、町があったはずですが跡形もありませんでした。その向こうにはまた小さな町があり、まるで小学校がせき止めてくれたかのように見えました。

今まで、出身地とはいえテレビを通してしか見なかった被災地を目の当たりにし、大きなショックを感じました。
津波の被害がなかっただけで、いかに精神的にも実際も、自分が助かっていたかを痛感しました。

ボランティアをはじめるにしても、あらゆる面を考慮すると簡単には出来ないという事、簡単なことでも出来るかもしれないという事を、今回の訪問で知る事が出来たように思います。

まだ、被災地を訪れていない方。
一度見に行ってほしいと思います。
何をするわけなくても、目的がなくても、自分の目で、体で、感じてほしいと強く思います。

復興が進み、観光地として復活している場所もあります。震災前より、元気な町になろうと努力している場所もあります。

少しでも行ってみたいと思った方、機会を見つけて足を運んでください。